アパレルメーカーの販売計画とプロモーション戦略

アパレルメーカーの販売計画とプロモーション戦略

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販売計画とプロモーション戦略は、どちらが欠けてもビジネス戦略を実現することができません。両方が作用することで効果が上がり、確実な売上げへとつながっていくのです。

 

アパレルメーカーの販売計画とプロモーション戦略

 

商品がすばらしく、品質管理をしっかり行い、ロジスティックス戦略も構築できたとしても、これだけで充分な売上につながるわけではありません。アパレル業界に限らず、すべての商品に関して当てはまることですが、いくら素晴らしい商品だとしても、最終的に売上があがらなければその商売は失敗です。

 

特に、アパレル商品は、多くの業者を通った上で消費者の手に届きます。その分経費や人件費が、多く発生する傾向があります。ですから、お客様に商品にたいする自社の意図を正しく伝え、共感を得ることで購入を決めてもらい、売上からすべての経費や原価を差し引いても儲けがでるような商売でなければ、その商品は成功したとはいえないのです。

 

最終的にお客様に喜んでもらい、自社も利益を得、縫製業者や販売業者など関連企業もきちんと利益を得るためには、それを実現するための販売計画が必要となります。

 

 

また、商品や自社のプロモーションも重要です。どのような媒体を使い、どれだけ宣伝費用をかけるかは販売計画にのせていかなければなりません。資金面で余裕のある会社ならよいのですが、小さな会社であれば宣伝広告は慎重に考える必要があります。

 

いろいろと行って費用をかけたりせずに、投資は集中させた方が賢明でしょう。時代が変わり、口コミや、紙面上の素人モデルが消費者行動に多大な影響を与えている現状を考えても、今後のプロモーション戦略は真剣に考えていく必要があります。

 

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アパレル企業の社長の役割とは?

 

アパレル企業が成長するためには、売れる商品をつくるだけでなく、その商品に最適な決断を下せる社長が必要です。企業とはトップでほとんど決まるといっても過言ではありません。

 

 

アパレル業界における社長は、どのような資質が必要でしょうか。他の業界とは違って、センスがよく、トレンドをつくりだすような人が適しているのでしょうか。そうではなく、「話題となり、世の中に影響を与えるような売れる商品を生み出せる人材が育つ環境をつくりだす」のが社長のやるべきことです。

 

 

そして、売れない商品しかなければ、売れる商品を生み出すためにあらゆる努力をする決断、良い商品を生かす優秀な販売担当がいなければすぐに営業マンを探す行動力も必要です。某大手アパレルメーカ―では業績不振が続いていましたが、交代した社長が人材教育の重要性に気が付き、社員の教育に力を入れてから業績が急速に伸び出したのです。

 

社長には、社員のことを自分のこと以上に考えることができる器量が要求されます。

 

■企業の目的とは

  • 社会性を追求すること
  • 教育性を追求すること
  • 収益性を追求すること

 

会社の経営陣はこの三つの順で経営を行うことが大切ですが、社会貢献に尽力し、人材育成に成功した時、結果的に収益がついてくるのです。アパレル業界に限らず、企業トップ最大の仕事とは、社員が生き生きと働くことができる職場作りなのです。



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