現場監督を行うプロデューサーとは?

現場監督を行うプロデューサーとは?

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テレビや映画、音楽業界ではなじみのあるプロデューサーですが、アパレル業界でも商品企画から店頭販売までのビジネスを統括するプロデューサーが必要になってきました。

 

 

アパレル業界ではデザイナーをはじめ、個性が強く、プライド高い人が比較的多く携わっています。限られたスケジュールの中でスムーズに仕事を進めていくためには、おのおのの仕事に一貫性を持たせ調整していく必要があります。これを一括して指揮するのが、プロデューサーの役目です。

 

プロデューサーは、作った商品をただ売ることだけに力を注ぐのではなく、お客様の需要を探り、それをデザイナーらに伝えてマーケットとの隔たりがないよう調整します。作る側と買う側の橋渡しの役目を果たすのです。

 

現場監督を行うプロデューサーとは?

 

では、プロデューサーには、どのような能力が求められるのでしょうか。

 

  • 対象マーケットやお客様からの情報だけでなく、他業種や異文化からも情報を取り入れる能力
  • 会社や担当するブランドにとって必要な情報かそうでないかを判断できる能力
  • 一般的なお客様の感覚を察知し、デザイナーに対して伝えるべきことを冷静に伝え、アイデアの修正を依頼できる能力

 

例えば、映画やドラマの撮影でも、プロデューサーが大物俳優に対してしっかりとした根拠のもとで指示をだすことができなければ、質の高い作品にはならないでしょう。アパレル業界においてもプロデューサーの統括能力、調整能力いかんで、デザイナーはじめ、優秀なスタッフの能力を生かせるかどうかが決まるのです。

 

プロデューサーとは、ブランドを作り維持するために、なくてはならない存在なのです。

 

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マーチャンダイザーの重要性について

 

バイヤーの親分ともいえるマーチャンダイザーは、アパレルメーカー、小売業の双方になくてはならない仕事であり、最もバランス感覚が必要とされる職種です。

 

 

MDとは、もともとマーチャンダイジングの意味でしたが、マーチャンダイザーもマーチャンダイジング統括の仕事なので、同じくMDと呼ばれるのです。MDの業務は広域に渡り、販売、購買、宣伝に関する業務をすべて理解し実践できる能力が求められます。

 

同じMDでも以前はアパレルメーカーと、小売業では主な内容が異なっていました。商品を作る側と、仕入れる側の違いからくるものでした。しかし、今では小売業であっても商品づくりに携わるようになったことから、両者のMDに求められる能力や業務内容に違いはありません。

 

 

MDに一番求められるのは、社内外とのコミュニケーション能力だといえます。売上や利益に責任があるMDは、商品が売れるべく策略も練ります。小売店など社外取引先には、自社が設定する商品の質を断固として保ってもらうための働きかけも必要です。社内においては、デザイナーをはじめ、パタンナー、バイヤー、FA(ファッションアドバイザー)、プレスといったすべての部門を盛り上げ、一体感をもたせ、引っ張っていく必要があります。

 

社外にたいしても、自社や自分のブランドが主導権を握って仕事を進めることができるよう計らい、社内の業務も関わる人すべてが一体感を保てるようコントロールできる人がMDに適しているでしょう。自分自身もてる時間すべてをMDに費やせるくらい情熱を持った人が良い業績を残せるでしょう。



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