インナーウェアマーケットの変化について

インナーウェアマーケットの変化について

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SPA化によりインナー業界も大きく変わろうとしています。よりお客様に近い立場に立ち、商品を開発しているのがこのインナーウェアの業界となります。

 

インナーウェアマーケットの変化について

 

日本では、インナーは長く「下着」という呼び名で通っていました。洋服の下に着るので、目に見えず、いわば「黒子」のような存在でした。目立たないように、見えないようにするのが常識という考え方の商品でした。

 

しかし、その発想が逆転し「見える下着・魅せる下着」の登場で、インナーにこだわる人がおしゃれだという感覚が世の中に生まれ、消費者の間でもこの感覚を持つ人が多くなってきたのです。このことにより、インナー業界の世の中の捉え方が大きく変わったのです。

 

 

インナーウェアは、下記の通り区分されています。

 

  1. ファンデーション(ブラジャー)
  2. ランジェリー(キャミソール、ショーツ)
  3. 肌着(ババシャツ)
  4. レッグ(靴下、ストッキング)

 

大きく、この4つの商品で構成されています。

 

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以前は、実用性が重視された時代で、グンゼ、レナウンを始め肌着や下着が中心のマーケットでした。それが徐々に下着にも、ファッション性を求める消費者が増えてきました。機能性(補正効果など)がまず必要となり、その次にファッション性の高い下着を企画する企業が成長してきたのです。

 

このようなインナーウェアの時代の変化を感じ取り、新たな時代の商品開発の大きな担い手となったのがトップ企業の「ワコール」です。ワコールは、全年代層に強い総合インナーメーカーという存在です。

 

 

また、「トリンプインターナショナルジャパン」は、「恋するブラ」、「天使のブラ」という1000万枚を超える大ヒット商品を開発し、こちらも急速に成長した企業です。「ワコール」と「トリンプ」の2社により、レディスインナーマーケットは消費者のニーズに合った魅力的な市場へと変化を遂げたのです。

 

今後は、商品そのものではなく、商品を取り巻くライフスタイルをブランド化した「ライフスタイルブランド」が流行るでしょう。インナーウェアもこれに念頭に開発することが必要で、本格的に成長するのはこれからでしょう。



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