人気スタイリスト・バイヤーになるには?

人気スタイリストになるには?

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アパレル業界のスタイリストは、プレスと同じく憧れの職業といわれていますが、体力勝負の仕事ともいえます。センスも大切ですが、その前に体力作りが必要です。

 

人気スタイリスト・バイヤーになるには?

 

「スタイル」の語源は、ヨーロッパで古い時代使われていたスタイラス(鉄筆)です。当時の文字は木片の表面にろうを塗り、鉄筆で文字を刻んでいたのです。語源から解釈すると、スタイルとは新しい歴史を刻む、という意味合いがあるので、スタイルから派生したスタイリストという仕事は、何もないところから新しいものを作り出す仕事、となります。

 

フランスでは、スチリスト(スタイリスト)はデザイナーのことです。アメリカでは、その企業のファッションスタイルの決定権のある人を指します。このように海外ではオリジナルのスタイルを決定することに重きがおかれていて、スタイリストとは企業においてこの決定権をもつ職務なのです。

 

 

一方、わが国日本でスタイリストのやっていることは、メーカーから製品を借りてきて、担当タレントや雑誌のページのイメージをつくる手伝いをすることがメインになってしまっています。

 

スタイリストといってもざまざまで、著名な人の中には、自分自身のスタイルを表現できるような幅広い活躍をしている人もわずかながらいますが、その多くは担当の人物の洋服をコーディネートするために、常に大量の荷物を抱えて走り回っているのが実情です。今後スタイリスト本来の意味に立ち戻り、仕事内容を考えてみる必要があるのではないでしょうか。

 

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アパレルバイヤーになるには?

 

バイヤーはトレンドを読む感性をもち、専門的な技術と経験に裏付けされた交渉力が必要とされ、迅速かつ的確な決断力が要求されます。

 

 

バイヤーとは小売りにおいて、最適な品揃えに尽力し責任をもつ仕事です。バイヤーの仕事次第で会社の利益が変わるほど、儲けの源泉につながっています。

 

一般にバイヤーというと、商品の仕入れ責任者と思われがちですが、実際には商品の企画、仕入れ、店頭陳列、販売状況の一連の流れを見ます。商品の仕入れから販売までの総責任者なのです。マーチャンダイザーはマーチャンダイジング全般に関わりますが、バイヤーは大抵特定のアイテムや部門についての仕入れから販売までを管理します。 

 

商品の仕入れが基本的な業務ですが、売場でのお客様の様子から、好みやその変化に臨機応変に取り入れた仕入れを目指さなければなりません。店頭を大切にし、売れ残りがないよう常に工夫していく必要があるのです。

 

 

売らないバイヤーは木偶のごとし、という今のバイヤー事情を表す表現があります。一方的な買い付けばかりしていたら、お客様とのギャップが大きくなっていきます。最近では、商品とお客様の両方を見極められる目利きのバイヤーが少なくなってきているようです。

 

プロのバイヤーは商品の価値とお客様の欲求の二つの視点をもち、双方にマッチした仕入れをしなければなりません。



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