アパレルショップの店長には、どんな能力が必要か？

アパレル企業において大切なのは、何といっても現場である店頭の力です。売り上げるためには、ＦＡが必要なのはいうまでもありませんが、企業として機能するためには店長の存在は重要です。売上は店長の力量で決まります。

アパレル業界を活気づけるためのカギのひとつは、店長の手腕ではないでしょうか。リアルショップであろうとネットショップであろうとお店の売上を決めるのは店長でしょう。現在のように売上が伸び悩む時期には根本的な部分で何かを変えていかなければなりません。

では、実際に店長がやるべきことは何でしょうか。店長が担うマーケティングとマネジメントの業務内容の中身を一度確認し、整理してみることでしょう。変化している市場をとらえきれず、ターゲットの見極めができなかった店は、売上が落ちています。アパレル業界ではファストファッションなどカジュアル化が進み、団塊世代が定年を迎えたことも重なり、価格帯が変化していっています。

また、不安定な企業業績から、販売員の調整ができず、結果的に販売員の負担が増えて売上低下に結び付いた会社も少なくありません。

数字として業績がやや上がっている会社にしても、マーケティング、マネジメントの面で細かな部分を見ていくと、改善すべき課題が浮き彫りになってきます。その店の売り上げは店長が様々な角度から、店の状況を分析できているかどうかで決まるのです。