音楽のトレンドから生まれるファッションについて

音楽のトレントから生まれるファッションについて

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ファッション業界において、音楽という存在も必要不可欠です。ティーンズ・ヤングファッションの多くは、音楽の流行から影響されて生まれてきていると言っても良いでしょう。

 

 

「ファッショントレンドは、ファッションデザイナーが作るもの」という常識は、1960年代〜70年代にニューヨークで生まれたストリートファッションにより覆されました。ストリートやヒッピースタイルなどの文化が誕生したのです。

 

ストリートファッションを生んだ若者たちがよく足を運んだのが、「クラブ」です。これ以降、クラブシーンに集まる若者たちに支持されるかという基準が、どれだけの流行を作るかということにも反映されたのです。

 

音楽のトレンドから生まれるファッションについて

 

特に、ヒップホップカルチャーの登場も、ファッション界に大きな影響を与えました。ヒップホップはスラム街で誕生し、その後1992年にMTVでラップ専門番組を開始するとすぐに全米でラップの人気がぐんと上がったのです。大都市のサブカルチャーとして誕生したラップですが、郊外の中流層、中西部、南部のMTV世代キッズに対しても浸透しました。そして、ラップ音楽とともに広まったのがラッパーのクール・ファッションでした。

 

日本でもヒッピースタイルは、音楽が原点です。竹の子族のクロスオーバーファッションは、ストリートから誕生しました。また、最近の裏原宿で流行っているファッションの仕掛け人は、デザイナーという立場でありながらもDJという仕事も兼務するなど、音楽を基本にファッションを生み出す人たちが増えている傾向にあります。

 

 

ビームスなどのセレクトショップでは、ビームス独自のレーベルと作り、音楽を提案するなど、ファッション→音楽という逆のパターンの生み出し方法も出てきました。

 

このようにファッションと音楽は密接な関係にあります。どちらが先、後というのはありません。音楽とファッションは同じくらいトレンド発信の原点としては重要な情報源であると言え、若者にとってはどちらも切り離すことのできないものだと言えるでしょう。



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