無店舗販売の利点・メリットとは?

無店舗販売の利点・メリットとは?

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テレビやネットなどを中心とした通販市場は、これまでの主流であった小売市場が停滞し続ける中で、ますます拡大を続けています。

 

 

無店舗販売とは、「実質的には店舗を持たずに何らかの媒体を使って商品やサービスを販売する業態」のことを指します。これらには、通信販売、訪問販売、自動販売機などが入ります。「無店舗販売」は、アメリカで始まりました。どのように始まったかというと、まずアメリカという広大な大陸を走る大陸横断鉄道の発達により街と街が鉄道でつながります。

 

無店舗販売の利点・メリットとは?

 

そこを走る汽車が積む貨物は空っぽの状態で移動することも多かったため、そこに物を載せて隣町に持って行って売ろうとしたのです。これが「無店舗販売」のはじまりと言われています。アメリカでは、小売市場の10%以上が通販を占めていることからもわかるように、広い土地で商品を十分に消費者の手に行き渡らせるためには「通販」という手段が非常に有効だったと言えるでしょう。

 

このような意味からすると、日本は無店舗販売は成長の機会の少ない売り方でした。日本は、アメリカに比べると国土面積が小さく、またそれぞれの街が独自の商業を発達させてきました。地方都市に暮らし、なかなか都心で買い物をする機会がない消費者にとっては、アパレル商品や宝飾品などの無店舗販売などは重宝されました。

 

 

このような日本でもインターネットの登場により、通販市場が劇的に変化したのです。地方にいて不便だからという理由ではなく、通販におもしろいものがあるから買うという理由で消費者が通販市場に注目し始めたのです。通販の成長のカギは、小売りが「夢」を提供するという考えに変えたことでしょう。

 

「夢」があることで、無店舗販売という小売りはますます成長するでしょう。無店舗販売は、店が無いことをいいことに品揃えを豊富にすることができ、商圏を日本中どころか世界中に広げることのできる、これからは拡大のますます見込める商売となるでしょう。



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